ツツドリ

 筒鳥。鳥綱ホトトギス目ホトトギス科。全長33センチ、大きさ、羽色ともにカッコウに似ますが、体上面がやや暗色で、下面の黒い横縞はより太いです。日本には4月下旬頃に渡来し各地で繁殖します。

 お寺の木魚をたたく音に似た鳴き声。ぽんぽんと竹筒を鳴らす音からツツドリと言われるようになりました。センダイムシクイ・メボソムシクイの巣に卵を一個産み落とします。艀化したツツドリの雛は仮親の卵を外に投げ出し、哀れな仮親の育雛を独占します。仮親は実子でもない雛が自身より大きく成長しても疑いもせずに餌を与え、立派に育て上げます。日本で繁殖する4種のホトトギス類では最も小さい卵を産みます。卵は白地に褐色斑(はん)が散在しています。巣立ち前後の雛は全体に黒いです。主食は昆虫、とくに毛虫です。
軽井沢の野鳥
軽井沢&浅間高原ガイド
軽井沢観光ガイド