2003年6月28日 (土) 13:24
高原へいらっしゃいの時代は、今とまるっきり違っています。あの頃は巨大ホテルの時代であり、古い温泉旅館は壊され、次から次へと観光ホテルが乱立し、旅行は団体パックばかり。アットホームな宿は無くはなかったですが、民宿という下宿スタイルの宿しかなかったのです。
大きいことは良いことだという時代に、あえて定員18人の小さなホテルの物語にしたところが新鮮であったし、ペンションが無かった時代に夕食にコース料理を提供したことも新鮮でした。そして、高原へいらっしゃいが、ペンションという新ジャンルを創造したことでも大きな意味がありました。
しかし、時代は変わりました。リメイク版では、そういう時代の移り変わりに、上手に配慮できているでしょうか? そのへんが不安でもあり、楽しみでもあるのです。はたして、リメイク版には、一つのトレンドを作るくらいのインパクトはあるのでしょうか?
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