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私がリメイクするなら



2003年6月28日 (土) 13:25
 

 私がリメイクするなら、小さなホテルの再建物語にしません。今はそういう時代でもないからです。むしろ高度経済成長時代かバブル時代に乱立気味に建てられた、平凡な団体専用の大型ホテルの再建物語にしますね。

 団体が来なくなったホテル。
 旅行代理店が見捨てたホテル。
 スキー場が閉鎖されてしまった後に残されたホテル。

 そんなホテルの再建物語にしますね。プチホテルやペンションにも対抗できない平凡なホテルを再建する物語にします。今はホームページ全盛の時代です。ホームページだと、ホテルの規模の大小に関係なく、平等に競争できます。定員10人の民宿のホームページが、定員2000人の巨大ホテルのホームページよりもアクセス数が多かったりします。だから何か曰があって旅行代理店から見捨てられたホテルだと、倒産するしかないのです。

 あと、フランス料理のフルコースも誰も食べたいと思わなくなった今日この頃です。そういうものより、民宿の畑でとれた新鮮な無農薬高原野菜を食べたがるお客さまも増えています。そういう時代の中で、ホテルのメニューは、フルコースという1品よりも、いろいろな中からの選択の時代になりつつあります。ホテル再建には、そういうところからペンションやプチホテルに対する差別化を行わないと生きていけません。そのへんを、どう描くかが、重要なテーマになっていくはずですね。はたして、リメイク版では、どう描いているのでしょうか?