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6話 感想&解説

2003年8月9日 (土) 07:38

 リメイク版の八ヶ岳高原ホテルは、予約が順調に入るようになっていました。旧作では、順調に予約が入ってめでたしめでたしなのですが、新作では違います。勝負はこれからなのですね。稼働率が問題になってくるんですね。これだけインターネットが普及してきますと、夏のハイシーズンにガラガラということは、絶対にありえませんから、こういう設定をしてあるのかもしれませんね。

 それはともかく、旧作とリメイク版では、面川さんのドラマにしめる位置が微妙に違ってきています。旧作では、面川さんは個人事業主のような立場にあります。旧作のオーナーは、ホテルの成功よりも面川さんの成功を願っていたわけで、面川さんが頼みにいった100万の借金も断っています。しかし、新作のオーナーには、そういう気配は薄くて、ホテルを経営の道具に使っているんですね。だから新作の面川さんは、個人事業主と言うより企業の歯車のようになってしまっている。

 そういう状況下で、事情を知っている経理の若月さんが悩み苦しむわけですが、このへんの悩みは、旧作には無かった苦しみですね。