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感想&解説



2003年6月28日 (土) 12:31 高原へいらっしゃい見学ツアー

 5/22は、高原へいらっしゃい見学ツアーにでかけてきました。もうホテルとしては営業してない、八ヶ岳高原ヒュッテを見学するために北軽井沢から野辺山まで2時間の道のりを走りました。ここが『高原へいらっしゃい』の舞台になった八ヶ岳高原ヒュッテです。27年の歳月の歳月は、施設に変化が無くとも、周りの緑に大きな変化がおとずれています。まわりの樹が大きくなってしまったので、遠くからホテルを望むことが難しくなりつつあります。



 『高原へいらっしゃい』のフロントです。ドラマで使われたものとほぼ同じ。玄関が少しだけ違っていますね。ただしロビーはなく、暖炉もなかったですね。


高原へいらっしゃいの時代

 高原へいらっしゃいの時代には、ペンションというものがありませんでした。それもそうです。ペンションは、高原へいらっしゃいを見て感動した人たちが、雨後の竹の子のように脱サラして作ったために生まれたようなものだったからです。ちなみに日本最初のペンションは、草津に誕生しました。その頃は、まだ高原へいらっしゃいもドラマ放送されてませんでした。だから初期の頃の日本のペンションは、ヨーロッパのペンションと同じようにB&Bでした。つまり、軽い朝食しか提供してなかったのです。ペンションのお客さまも、食事は外食にして自由にメニューを選択していたのです。

高原へいらっしゃいによる反響

 しかし、高原へいらっしゃいが放送されることによって、ペンション界に、新たなる流れが生じたのです。高原へいらっしゃい方式が導入され、フランス料理のフルコースの夕食が必ずつくようになったのです。そして、この方式は、高原へいらっしゃいを見ていた視聴者に圧倒的に支持され、われもわれもとペンションに殺到するようになりました。そして、八ヶ岳の麓にある清里がものすごい勢いで開発されていったのです。

ペンション

 私も宿泊業というものをてがけている商売柄、さまざまのペンションを見てきましたが、一部のペンションに高原へいらっしゃいに、そっくりな作りがあるのに驚くことがあります。玄関を入ると直ぐに吹き抜けがあって、暖炉があって、ロビーがあって、客室がABCDEというアルファベットになっていて・・・・。そういうペンションを見つけると、なんだか無性に愛着が出てくるから不思議です。