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解説5

2003年9月4日 (木) 23:31

 さて、帰ろうとする矢野社長を、小池さんは夕食に誘いました。
 そして、小池さんが社長に出した料理は、
 矢野によって売却されたオリエントホテルで作った最後の料理でした。

 驚くべき事に、矢野社長は、その料理の事を覚えていました。
 やはりただものでないです。矢野社長は・・・・。
 普通、20年前の料理を覚えていませんよ。
 しかし、この社長は覚えていたんですね。なかなかやり手と見ました。

 ちなみに、この矢野社長は、不動産の転売で儲けているみたいですが、皮肉な事に八ヶ岳高原ホテルを作った面川さんは、「ホテルは人です」と言い切るようになった。不動産で儲ける矢野社長に、人でホテルをつくろうとする面川さん。この作品は、

 人 対 不動産

の戦いだったんだなということがわかりますね。

 そして、矢野社長から八ヶ岳高原ホテルを買ったユナイトホテルも、
 矢野社長と同じ考えの人らしく「ホテル」を不動産だと思っていたふりがありますね。
 八ヶ岳高原ホテルを褒める時に「ロケーションがいい」と絶賛していましたから。