旧作 旧作・高原へいらっしゃい 
(昭和50年度・山田太一作品) 

 リメイク版
 bbs(伝言版)
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紹介

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3話  

 面川清次(田宮二郎)が集めたメンバーは、以下の通りだった。

 高間麟二郎(益田喜頓)。シンガポールの一流ホテルで働いていたが、わけあって八ヶ岳に来た超一流のコックだった。
 服部亥太郎(徳川龍峰)高間の弟子。
 高村靖雄(潮哲也)。元ホテルマン。ホテルのことを知っている二枚目。但し、人に騙されることを極度に恐れていた。
 小笠原史朗(古今亭八朝)。東京から来たバーテン。おっちょこちょいで、調子がいい。
 杉山七郎(尾藤イサオ)。現地の若者で地元との協調の為に雇われた。ジープを所有し、お客の送迎に使用。
 有馬フク江(北林谷栄)七郎と共に地元から参加。やはり地元との協調の為に雇われた。
 北上冬子(由美かおる)。デパートでウエイトレスとして働いていたが、失恋を癒すために八ヶ岳に来た。
 鳥居ミツ(池波志乃)。東京蒲田の工場から八ヶ岳に来た技術者。

集まったメンバーは、面川に、うさんくささを感じながらも東京に帰ろうとしなかった。
それぞれに事情があり、何かを求めて高原のホテルに来たのだった。



滅茶苦茶じゃないですか

酔って帰ってきたコック長

ウェイターの基本がなってない

寝坊を叱りましたか

 条件のひどさに愕然としたものの、前の職場に戻るのも気力が伴わない。失うものがないなら、いっそ駄目元でこの高原でやるだけやってみようという心境で、ぶつかりながら、ホテルの再建にやがて心を一つにして行くのだ。また、大貫は、最初から面川をダメ人間として低くみていたからだ。ホテルの支配人は、面川ではなく、大貫だと思っていたのだ。面川は、社長のコネでホテルをまかされたダメ人間だと思っていた。


40万の買い物

私が信じられなくなったかな

間に合わせるのは嫌いなんだよ

  大貫は、最初から面川をダメ人間として低くみていたからだ。ホテルの支配人は、面川ではなく、大貫だと思っていたのだ。面川は、社長のコネでホテルをまかされたダメ人間だと思っていた。


営業する面川

夜のホテル

パンフレット作り

高原へいらっしゃい